MC21 低回転のボソつき対策メモ|1.75戻しでの再検証
■ はじめに
最近、MC21の低回転(2000〜5000rpm)で 「ボソつく」「薄いような感じがする」という症状が出ていた。
特に水温75℃付近で顕著で、85℃まで上がると症状が軽くなるという、少しクセのある状態だった。
今回は、エアスクリューの戻し量を1.5 → 1.75に変更して、症状がどう変わるかを検証した記録。
→→→ 試走した時の様子はこちら ←←←
■ 症状の整理
- 水温75℃付近:低回転でボソつき・反応が鈍い
- 水温85℃付近:なぜか調子が良い
- アクセル開け始め〜低回転の一定開度で特に気になる
- 停止時の回転落ちが少し遅い
最初は「薄いのかな?」と思っていたが、実際には 濃すぎでも薄いような症状が出るのが2ストの難しいところ。
■ エアスクリュー 1.5 → 1.75戻しへ
まずは現状の1.5戻しからスタート。これはどうも濃すぎる方向に寄っていたようで、 水温75℃付近でのボソつきが強かった。
そこで1.75戻し(+0.25)に変更することにした。
■ エアスクリューの調整作業
1.タンクを外し、エアクリーナーをキャブから外す
エアクリーナーを外して、チューブ交換前の状態。

2.エアスクリューの調整
手前側を短いマイナスドライバーで1.75回転戻しに調整。

奥側を長いマイナスドライバーで1.75回転戻しに調整。

3.エアクリーナーの取付
なぜかエアクリーナーがうまく取りつかず、チューブ類が邪魔しているように見えた。

エアクリーナーを開けて取付状態を確認してから、正しくはめて締め付けた。

■ アイドリングの変化
1.75戻しにした直後、アイドリングが上がったので調整したが、
- アイドルスクリューを戻し切っても1200〜1250rpmまでしか下がらない
- ただし回転はその範囲で安定している
これは薄め寄りのときに出る典型的な反応。
薄い → 燃焼が軽い → 回転が落ちにくい → アイドルが高めで安定、という流れ。
エンジンブレーキが弱いと感じるのも、同じ理由で説明がつく。
■ 走りの変化
- アクセル開け始めが軽くなった
- 低回転の一定開度がスムーズになった
- 5000rpmまでのボソつきがほぼ消えた
- すこしエンブレが弱くなったような気がする
これは完全に霧化が良くなって燃え方が正常化した時の挙動。
1.75戻しは明らかに良い方向に振れている。
■ 今回の結論
- 1.5戻し:濃すぎで低回転でボソつきが出る
- 1.75戻し:走りは劇的に改善
- アイドリングは薄め寄りの挙動(高めで安定・回転落ちが軽い)
走りのフィーリングがかなり良くなったので、まずは1.75戻しでしばらく様子を見ることにした。
気温が上がってきたら、1.625(1と5/8)あたりも試す価値がありそうだと感じている。
■ 次回の予定
- 1.75戻しのまま、気温変化でフィーリングがどう変わるかチェック
- 必要に応じて 1.625戻しで微調整
- アイドリングの落ち方とエンジンブレーキの効き具合を再確認
※本記事の内容を参考にキャブレター調整を行う場合は、必ずご自身の判断と自己責任で作業してください。